アニメーターの年収って?待遇は良い?気になる情報を詳しく解説します。

アニメーターの年収って?

激務で低収入の厳しい仕事

アニメーターは正社員や契約社員などで就職することは少なく、ほとんどの人がフリーランスで仕事をしています。
アニメーションはチームで作られますが、仕事が決まりチームに参加しませんかと募集が来て、応募して所定の作画テストに合格すると仕事を始められます。
給料は歩合制で1枚の動画を描いて、いくらと決まっています。
金額の目安はテレビアニメーションの動画は1枚150~250円前後、原画は1枚2,000~2,500円前後が多いです。
多く描くほど収入は上がりますが、一日中描いても新人アニメーターの場合は年収150万円未満の人がほとんどです。
あるアニメーション会社の人が、入社したアニメーターが日増しに痩せていって、見ているのが辛い…と話したことがありますが、食べるものにも困る状況で実家暮らしでないと生活できないという声が多いです。
アニメーターは人材不足で、これからも人員が必要な職種ですが、自立するための待遇の改善がされていません。
アニメーション業界ではアニメーターの待遇改善が無くては、日本のアニメーションが衰退してしまうと危機感を抱いています。
アニメーターの年収平均は20代が110万前後、30代が214万円前後で、一般の20代の平均が250万、30代で340万円と比べると大きく離れています。

作画レベルを上げる近道は専門学校へ通うこと

アニメーターを目指すなら、ある程度働きながら貯金をしてからが生活の心配をしなくて良いでしょう。
夢を追う仕事なので、周囲の理解を得ることも難しいでしょう。
両親などが心配する可能性が高いですが、よく話して夢のために頑張りたいから、数年だけ黙って見ていて欲しいなど説得も必要です。
実家に暮らしている人は生活費を保護者に出してもらわなければ、アニメーターは続けられないかもしれません。
実力を付けて少しずつ描ける絵の枚数が増えて、そのうち作画担当にまで抜擢されると、少し収入は安定するでしょう。
絵のクオリティを上げるためにアニメーションの勉強をする場合は、アニメーターとして働きながら専門学校に通うことになります。
早く作画のレベルを上げて収入アップに繋げたいなら、専門学校も得策ですが、さらに生活費を圧迫するので、いずれにしても家族の理解が必要です
アニメーターは激務で、ずっと絵を描き続ける仕事のため、若い間しか出来ないことが多く一定の年齢でリタイアしたり、他のアニメーションの仕事に移ったりします。
原画担当になる前にリタイアする人も多いので、専門学校まで行ってアニメーターになろうと思うなら、学費をかけた分アニメーターとして将来に回収できるのか、よく考えましょう。